novelists

William Faulkner / ウィリアム・フォークナー

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1897.09.25 - 1962.07.06 (aged 64)

Osamu's Summary

  • ・いわゆる「難しい文学」の代名詞的存在
  • ・バルザックから受け継いだ、「登場人物再登場」の手法をさらに進化させ、舞台に架空の地「ヨクナパトーファ」を設定。南北戦争から一次大戦までの南部アメリカの歴史、因習を神秘的かつ硬質な文体で描いた。
  • ・様々な実験的かつ斬新な手法(※ライブ時に既述)を取り入れ、後の文学者たちに甚大な影響を与える
  • ・1949年ノーベル文学賞
    受賞理由は、「アメリカの現代小説に対する強力かつ独創的な貢献に対して」

    現在の文学、特にノーベル賞を受賞する作家のいたるところに彼の影響を見て取れる

Profile

Nationality アメリカ合衆国
Born ミシシッピ州 ニューオルバニ
Notable Works 1929年『響きと怒り』
1932年『八月の光』
1936年『アブサロム、アブサロム!』
Awards 1949年ノーベル文学賞
1955年ピュリツァ賞
1963年ピュリツァ賞

Quotation

Caddy you hate him dont you
she moved my hand up against her throat her heart was hammering there
poor Quentin

her face looked at the sky it was low so low that all smells and sounds of night seemed to have been crowded down like under a slack tent especially the honeysuckle it had got into my breathing it was on her face and throat like paint her blood pounded against my hand I was leaning on my other arm it began to jerk and jump and I had to pant to get any air at all out of that thick gray honeysuckle

yes I hate him I would die for him Ive already died for him I die for him over and over again everytime this goes
キャディ おまえはあいつを憎んでいるんだよね
彼女は僕の手をずらして喉に当て
そこで彼女の鼓動は打ち続け
かわいそうなクエンティン

彼女は顔を空に向け 空はとても低く 夜の全ての匂いと音がぎゅっと押し詰められたようで 弛んだテントの下にいるみたいで 特にハニーサックル(スイカズラ)が 僕の息にも入り込むし 彼女の顔や喉にも絵の具を塗ったように漂って 彼女の血が僕の手をどくどくと打ち 僕はもう片方の腕に寄りかかっていたけど その腕が引きつってぴくぴく動き始め その濃密な灰色のハニーサックルから 僕は少しでも息を吸い込もうと喘がなければならなくて

そうよ あの人を憎んでいる あの人のせいで あたし死ぬんだわ もう死んでるわ こんなことがある度に あたしはあの人のせいで何度も何度も死ぬのよ
(※平石貴樹、新納卓也、両氏の翻訳を一部修正)